この記事では、Jeep Renegade(ジープレネゲード)のインテリアをピックアップします。
正直いって、レネゲードは安いと思います。350万円前後のSUVで、魅力的なエクステリアデザインのコンパクトSUVが手に入るんです。特に周りの人とは違うチョイスで自分らしさを演出したいのなら、余計です。
でも、エクステリアデザインはべた褒めですが、インテリアはというと残念なことに普通です。いや、普通以下かもしれません。好みがわかれるところですが、内装は基本的にブラックで仕上げてあって、操作パネルにはメタル素材があしらってあります。この一点は悪くない。
Jeep Renegade インテリアデザインの評価 |
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星1つです。 |
でもドライバーが一番見るであろう速度メーターとのデザインの一貫性が無いんですね。いきなり軽自動車ですよ。軽以下ですよ。
それでは説明していきましょう。
レネゲードの残念 内装は妙にチープから脱さない
一貫性の無い細かいデザイン
ハンドルや細かいボタン類は高級車っぽくクロームがあしらわれているのに、内装のパーツとパーツの間の線は無骨です。洗練と無骨の融合。無理無理です。
この車をタフに使いたい人にはあっているかもしれません。ナビ画面の縁の分厚さは本格クロカンをイメージした角ばった印象で、ちょっと手をついても問題なさそう。内装はよく言えばクラシック。アールを軸にインテリアを構成していますが、大きなマシュマロにチョコチップを埋め込んだような、後付け感がとっても残念。
助手席の前には姿勢を支えられるバーがある
助手席の前にあるバーも、ユルいクルマではないよと言っています。悪路を走破するなら良いかもね。
え?悪路?そう、悪路いかないでしょう!試乗した車は都会派のリミテッド。この車は前輪駆動。ぬかるみには入れません(*´-`)
するとこのバーはどうなるの?袋を吊るして便利に使われちゃう可能性が高いんです!ということは、助手席の前に物を置くスペースになっちゃう。つまり、事故の時に体に当たる物が増えるんです。
袋をかけなきゃ良いんでしょ?ということになりますが、ならこのバーは何のためにあるのか、となります。手をかければ車には乗りやすくなるけれど、それならAピラーについている方が使いやすい。インテリアのアクセサリーとしての役割であるのなら、もう少し詰めて欲しかったなあ。
ブラックインテリアで写真映りが悪い
内装は黒のみで、汚れが気になる人には良いかもしれませんでしが、あまりにも黒いので暗くなりそう。
写真のオレンジのパーツはトレイルホーク専用装備。若干オシャレ感は出るかな?リミテッドにはありません。すると、リミテッドとベースグレードは同じ内装という事に。まったくリミテッド感が無いありさまでした。
一応ボディカラーによっては白いシートも選べます。本命はこれなんだけど。。白と黒とがハッキリしているのでパンダみたいでした。汚れの気になる人は白いシートは選ばないし、エレガントさが欲しくて白のシートを選ぶ人には真っ黒内装はキツイです。
レネゲードは前席優先!前に座れば満足度が高い
至れり尽くせりのリミテッドのレザーシート
さて、デザインは置いておくとして、フロントシートの出来は良いです。リミテッドは運転席、助手席とも電動パワーシートがついているので細かい位置調整も楽々。快適仕様です。
シートヒーターも付いているし、ランバーサポートも付いています。サポート性も良く、中間グレードなのに本革です。そういえば昔は、本革は運転手さん、つまり働く人のシートだったとか。レネゲードは最上級のトレイルホークがプレミアムファブリックシートになります。スポーツする人は通気性のいいファブリックが良いのかも(^ ^)
シート形状は大変良く、試乗していても好印象。本革シートでしたが張りが良いというよりは柔らかく身体を受け止めてくれる印象です。ほんと、前の席にすわって、外を眺める分には最高なんですけどね!
リアシートに人は座れない
しかしリアシートは頂けないですね。
シートの厚さはありそうなのだけど、サポートが全くありません。これだと一般道はおろか、高速道路でも体が左右にズレ放題。座面も低く、前方の見晴らしも悪い。フロントシートに座る人は見下ろし型のドライビングポジションになりますから、シート座面はあげるのが基本。なら合わせてリアシート座面はできるだけあげるべきです。
コンパクトSUVとはいいつつもスペースはあって、でも座面の低さから膝は立ち気味になります。空間設計が悪いとしか言えませんね。座面から天井までの寸法に囚われすぎた感じがします。
簡単に考えれば、リアシートは広めだけれどもオマケ。大人サイズは乗れませんね。ISOFIX対応チャイルドシートがつかないのもマイナスポイントです。
ちなみに、荷物は結構乗りそうです。リアシートを起こしたままでも、まずまずの奥行き。角ばったボディのおかげですね!
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レネゲード 機能性を無視したデザインは評価できない
という事で、レネゲードのインテリアデザインを見てきました。
機能性とデザインをどれくらい調和させるかがインテリアデザインのキモでしょうけれど、レネゲードはどれをとっても後付け感が拭いきれません。Jeepの上級車種にひっぱられたのか、お金がかけられなくここまでなのか。エクステリアとの調和のまったく取れないセンスに、せっかくの走破性も台無し。
エクステリアのセンスの良いデザインにはほど遠い。まるで別人がデザインしたみたいです。厳しい評価ですが、仕方ありませんね。。
Jeep Renegade インテリア総評
インテリアデザインは、機能もさることながら見た印象を大事にしたいと考えています。それは、エクステリアデザイン以上にインテリアデザインは目にするからです。とくにコックピットまわりは、常に目に入るわけです。エクステリアと同じ色のパーツを少しあしらうとか、やり方はあったはず。それがこんなに旧態依然だなんて。。。。
4:2:4分割シートだとか、道具として使うことを優先に考えているように感じます。だからこそリアシートの座りはペラペラにしてもいいと思ったのでしょう。フラットなラゲッジルーム優先です。
Jeep Renegade インテリアデザインの評価 |
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星1つです。 |
文句ばかりになってしまいましたが、別の記事でクルマの総合評価をします。そこで挽回できるといいですね。
以上、Jeep Renegadeのインテリアデザインをお送りしました。お役に立てたなら嬉しいです!
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