MINIに乗る人は、内装にはトコトンこだわる人だと思います。
はっきり言って試乗ブログを見て、このインテリアなら買える、買えないと即座に判断しない事でしょう。実際MINIは即座に判断しなくても、自分でカスタムできちゃうので徹底的にこだわり通すことができます。
それでも、他の車と比べて「MINIっていいな」と思う人も多いことでしょう。それはインテリアデザインだけでなく、空間設計であったりとか、眺めであったりとか。
こだわる方にはこだわりのベースとして、こだわらない人には、このインテリアでどうですか?という意味も込めて、写真多めで紹介いたします。
ちなみにCOLORFUL MOTOROSでの評価はというと!
MINI COOPER SE CROSSOVER ALL4
インテリアデザイン評価 |
標準!買って不満はないでしょう! |
MINI COOPER SE CROSSOVER ALL4 他ではお目にかかれない内装
私はインテリアにはこだわる方です。なにせ、クルマに乗る以上、エクステリアよりもインテリアを眺めている時の方が多いから。
よほど自宅の車庫に置いて眺めたり、マイホームとのマッチングを考えたりしなければ、エクステリアは気に入った色のものを選んで、多少のオプションを付けて終わりです。
けれどもインテリアは、車と付き合う中でずーっと見ている部分です。さらに言えば、お客様や友人を乗せるときに、クルマの最終評価になるのはインテリアなんです。
私の自慢のMINI、かっこいいでしょ?かわいいでしょ?と(自慢げに)魅せておいて、クルマに乗せた途端に「何これダサい」ではカッコつかないでしょ。だからインテリアには拘りたいのです。
MINI CROSSOVERについて言えば、その苦労はまったくする必要はありません。
SUVらしさが漂うインテリア。センターの液晶モニタはかなり目立ちます。
コンパクトにまとめられたメーター類は、チルトテレスコに連動するので視認性が良いです。
アクティブクルーズコントロールは左手だけで操作できます。
右側は電話とボイスコントロール、オーディオ操作を装備。
シフトノブも丸型。手にはしっかりフィットしますよ。
ドットがきめ細かく見やすいナビ画面。スマホの様に手で操作できます。
現在の走行状態を見ることもできる。写真はチャージ中。充電は電動モーターのある後輪で行われるようですね。
スイッチ類。エアコンの温度も表示されて見やすい。
ホワイトとブラックのツートンで仕上げられているドアまわり。ステッチも入っていて高級感が漂います。
電動シートはオプション。一人で運転するなら、電動はなくてもいいでしょう。
ご覧のとおり、足元は広々です(^^)
サポート性は今ひとつのリアシート。ISOFIXのアダプタが付いているのは○。
オレンジ色の内装色が多く、スポーティなムードのインテリア。
MINI COOPER SE CROSSOVER ALL4 インテリアを詳しく解説
思いっきり私見ですが、MINI CROSSOVERのインテリアは思った以上に普通です。カタログを見る限り、羽目を外したような丸型デザインの応酬を感じることでしょう。けれども、シートに座ってみると思ったより「うざくない」んですね。
丸型にこだわるMINI
確かにナビ画面は丸型パネルの中央にあり、なぜここまで丸にこだわるのかな、なんて思うのですが、使い勝手が悪いわけではなく、これはこれでいいかな、なんて思ってしまいます。さらにそのパネルの周りにはLEDが装着され、ナビ画面やエアコン操作に伴って光ります。これは要らないだろ!って思うのですが、1日試乗すれば特に気にならなくなります。不思議です。
面白いのはスイッチ類。例えばドライブモードを変更するスイッチですが、トグルスイッチのような仕掛けになっています。スイッチを上下することで、モードが変わるしかけです。本当なら、モード選択のボタンなどは一回の操作で終わらせたいところですが、トグルスイッチで各機能を選択型にすることで操作の統一性を出しています。
おかげで、フロントパネルに雑多にダサくボタンが並ばずに済みました。
拘りの操作系が優位にたつ
多機能化しつつあるクルマにおいて、インテリアの操作系は各メーカー悩んでいるようです。液晶画面のメニューをタッチするにしても、階層方式で機能を絞り込みながら操作しなくてはならないし、ハードボタンでメニューを切り替えるのも同じ。
MINIにしても、ナビ画面自体は機能が階層方式になっています。画面の左側をタッチすれば、1つ上の階層にあがるし、右側は機能を絞っていくようにデザイン。がんばった感じはしますが、ナビ画面自体の操作は今ひとつ。
けれども、主要な機能はすべてトグルスイッチで用意されているんです。これは親切設計と言ってもよいと思います。
唯一、ドアレバーは使いづらいです。
全部盛りだが残念なところも
MINI COOPER SE CROSSOVER ALL4は、プラグインハイブリッド搭載のワンモデルのみ。おかげで、オプション装備は全部盛り。
ライバルたちと渡り合うに相応しい、必要な装備はすべてついています。
エアコンの温度設定は左右独立2ゾーン方式。リアにも小さいながらエアコンダクトが付いています。まあ、これは少しおまけ感がありますが(^^;)
フロントシートにはランバーサポートを装備。長距離運転で膝下をサポートしてくれるので、大柄のひとなら快適に運転できることでしょう。小柄の人は、シートが大きいと感じてしまうようですが。
シート形状はサポート性は少ない標準タイプ。クロスオーバー車は山道を攻めたりしませんから十分。ただしヘッドレストの形状は何とかして欲しい。丸型なのはいいとして、凹みがないから頭を固定できない。ちょっと残念なつくりです。
リアシートは標準的 でも標準に届かない車もいるんだ
リアシートスペースはとても広いです。コンパクトな外観からは想像のつかない快適設計。やはりシートのサポート性は薄いですが、標準的ではあります。左右独立で多少のリクライニングが付いているのは良いポイントです。
お子様を載せるのには、ISOFIX対応チャイルドシートをつけましょう。安いクルマだと時々付いていないこともあります。MINIは実用をしっかり押さえてくる。よく考えてあるのが好印象ですね。
窓が大きめなので、眺めがいいのも良いポイント。リアシートの座面高さは適度な高さで、視界が狭まるようなことはありません。
ラゲッジスペースは、なかなかの容量を実現しています。試乗車にはトノカバーが装備されていて、外から荷物が見えないのがいい。リアのバンパーと荷室の高さが合わさっているのも意外とポイント高いです。ラゲッジに座って、外の空気を吸いながら食事をとる。。。なんて使い方もできますね(^-^)
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拘りのスイッチは位置に洗練がほしい
MINI COOPER SE CROSSOVER ALL4 インテリア評価
MINI COOPER SE CROSSOVER ALL4のインテリアを見てきました。インテリアの評価をしてみましょう。
デザインについては、使いやすいことは使いやすい。好みは分かれるところですが、乗る人の主張がしっかり伝わる、遊び心のあるデザインは悪くありません。
シート形状は標準。ヘッドレストの形がもう少し良ければ評価は高くできるのですが。オプションのスポーツシートを選んでも、形状は変わらないようです。
ドライブモードの選択スイッチは少し危険。人間のモラルの問題ではありますが、スイッチを操作するのに一度目線をインテリアに移します。スイッチ類は、一度停止してからの操作をお勧めします。
また、デザインのいいスピードメーターは速度の間隔が細かい。日本では260km/hは使いませんし、あったとしてももう少し広めの間隔にして欲しいですね。
ということで、多少厳しめな評価、のように見えますが!
MINI COOPER SE CROSSOVER ALL4
インテリアデザイン評価 |
標準!買って不満はないでしょう! |
見た目でのお勧め度で言えば、まったくもってお勧めしちゃいます。ただインテリア評価としては、使い勝手や機能性も考えないといけませんからね。
以上!お読みいただきありがとうございました!