輸入車でドイツのクルマが人気なのは、乗る人がドイツ車を気に入る要素が多いからでしょう。
確かにヤナセの功績は大きいのですが、世界の自動車が日本に集まる中、ドイツメーカーが認められ続けることにはそれなりの理由があります。
smart forfourもドイツ車のひとつ。メルセデスが手がける小型車「スマート・フォーフォー」は、軽自動車プラスアルファどころではない実力の持ち主です。今回の記事では、スマートフォーフォーのインテリアをのぞいてみましょう。
なお、COLORFUL-MOTORSの採点は以下の通りです。
Smart forfour BRABUS sports インテリアデザイン評価 |
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星3つです! |
それではご覧いただきましょう!
これはスポーツカーだ!スマートのインテリアはカッコいい
● メルセデス最小モデルを侮るなかれ。オーナーを満足させる「スポーティ」満載です!
● ウォークスルーなんてどうでもいい。シフトが手前に出ているからドライブを楽しめる。エアコンのパネルやシフトノブが、着座位置からあまり身体を動かさずに操作できる、運転というものを良く理解している車です。
● タコメーター(レブカウンター)と時計は外つけメーターになっています。普段は必要ないけれど、走る車には欲しい装備ですね。シンプルなデザインが面白い(^^)
ん!小さい車の割にカッコいい車内デザイン!
今回お届けするモデルは「smart forfour BRABUS sports」です。アルミペダルや外つけタコメーターなどのおもちゃっぽい装備が楽しいですが、シートに本革をおごっているあたり妥協がありません。
2019年8月現在は、スポーティ仕様のBRABUSのみの販売になっているそうです、以前は本革ではない標準モデルもあったとの事。でも、軽自動車でなくスマートを選ぶ人は、ぜったいに高級仕様が似合います!
シートの座面は張りがあって堅めな印象。疲れるかな?と思いきや、そうでもありませんでした。(10分くらいの試乗ではわからないかもしれませんが。。。)
車づくりを理解している
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質感 機能性 トータルで実力の高いインテリア
日本の軽自動車はウォークスルーにこだわりますが、スマートは違います。シフトノブまわりはセダンやスポーツカーと同じく、前から出っ張った形状になっていますね。
スマート・フォーフォーBRABUS sporsは、街中をゆったり走る車ではありません。キビキビと軽快に走る車なんです。ですので、膝で姿勢を安定させる「場所」が必要。自由になるウォークスルーは不要なんですね。あくまで「スポーツできる小型車」なのです。
その証拠はハンドルにあります。パドルシフトが付いているのがお分かりでしょうか?回転数を上げて楽しんだり、低燃費を目指してギアを低い位置にしておくなりを自由に変えられるパドルシフト。スポーツするやる気も起きようというもの。
また、円をモチーフにした各マテリアルによって、シンプルながらも豪華さを感じるコックピットデザインも良い。デザインには理由があります。スマートま真面目にインテリアをデザインしていますね!
残念なスマートのリアスペース
一方リアシートは少し悪い。フロントに比べるとホールド感の薄まるリアシートや、堅めの座面、サポート性の悪さはクラスを考えれば仕方がない。。。?
いやいや、300万円出すんですよ。しっかりしてほしい。
フロントシートが大きくて前が見えず、窓は四角ではないので視覚的安定感もない。足元も狭い。ここは日本の軽自動車に軍配があがります。試乗でもあまり良い評価はつけられませんでした。
リアウインドウは上下しないタイプ。デザインを優先したのは仕方ありません。メインは2人乗り、時々4人乗り。というようなインテリアですね。
ひとつ褒めておくと、窓ガラスがとても良かったです。真夏の猛暑の中でしたが、太陽の光を和らげてくれる不思議な窓ガラスでした。これはパノラミックルーフにも言える事で、暑くないのでいつでもルーフを開けていられるし、おかげで車内は広く感じます(^^)
Smart foufour BRABUS sports インテリアデザイン総評
という事で、狭いなら狭いなりに、小さいなら小さいなりに、いろいろ凝っているスマート・フォーフォーのインテリアを見てきました。
Smart forfour BRABUS sports インテリアデザイン評価 |
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星3つです! |
この車はシティコミューターではなく、スポーツカー。そう思って乗るのなら全く問題ない!星5つかも!
でも日本には軽自動車という大きなライバルがいます。スマートは日本の軽自動車には無いデザインの余裕が感じられて良いのですが、外観やサイズ、形状から見ればシティコミューターと見られて当然でしょう。
ですので、試乗すると「こいつはいい!」と思う反面、「いつもこれじゃ疲れるだろう?」も多いんです。好みの問題ですが、ここで星を一つ落としています。
もうひとつ。リアシートは見た目の質感こそ高いですが、座り心地は悪い。無視するわけには行きません。というわけで星は3つ。
ですが、スポーツカー好きなお父さんが乗ったら即決できるレベル(^^;)楽しい車であることにはかわりありません!
以上、インテリアデザイン編をお伝えしました!