自動車社会についてわかりやすく表現する「Cars Children」コーナー。自動車の資本関係話はまだまだ続きます!
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自動車社会をガールズトークで楽しもう
解説
自動車会社の資本関係について、今回が3話目になりますが、とても語り尽くせるものではありません。技術提携からはじまりプラットフォームを共用するなどの深い付き合いに発展する場合もあります。
今の自動車メーカーは戦前からの歴史の会社が多く、トヨタもそうでした。ところがEVが実用になろうかという段階で彗星の如く現れたのが、テスラモーター。EV専業で自動車を販売し、一躍EVのパイオニアとなります。クルマの要素はエンジンだけではありませんので、単純に大手自動車メーカーに追い付いたかと言われればどうかな?というところですが、思い切って販売するという、いまの自動車会社が置いてきてしまったチャレンジ精神を持ち合わせているのが評価できるポイントですね。
「大手様 生徒会長」
このブログを始める前から決めていたことですが、フォルクスワーゲンは自動車のお手本といわれるゴルフを作った会社。つまりは優秀な会社と言えるでしょう。ですので、「大手」であり、自動車業界のトップとして「生徒会長」のポジションが充てがわれました。
まあこの設定自体は「Cars Children」のもので、実際に生徒会長のようなポジションに居るわけではありません。
ディーゼルゲート
フォルクスワーゲンは目にもしたくないでしょう。排ガステスト用に組み込まれたソフトウェアを使い、排ガスの成分量を虚偽報告。これがきっかけになり、クリーンディーゼルの排ガスが綺麗は嘘、という世論になってしまいました。
それを行ったのが、クリーンディーゼルやダウンサイジングターボなどで業界をリードしてきたフォルクスワーゲンだったのですから、世の中への影響は大きいものでした。結果、ディーゼルエンジンは今も逆風にされされています。
「時代はEVよ!」
ディーゼルエンジンを開発するかたわら、しっかりとEVをつくっていて、2019年フランクフルトショーでフォルクスワーゲンの新EVがお目見えしました。その名も「ID.3」。航続距離で最大550kmと、とうとう内燃機関に追い付いた!という自慢の逸品。
他各社も2020年からEVを販売するとしており、この流れば日本にも入ってくるでしょう。来年はEV元年になるんじゃないかな?
狩穂留(かるほる)テスラくん!
EV高級車専門メーカーのテスラの擬人化キャラクターです。軽音部に所属しており、エレキギターが得意。変幻自在の弦捌きは評判がよく、女子生徒から告白されたことのな日などありません。
ただ、身につけているものがあまりにもハイテクで、すこしひいてしまう人も多いのだとか。デザインしているのかされていないのか判らないのっぺりデザインは、そうですね、私は苦手ですかね(笑)
アルテオン
フォルクスワーゲンのスタイリッシュ大型セダンです。このクルマも実はかなりかっこいい。ほとんどの男性は振り向くのではないでしょうか。
ですから、みんの使おうとしていた「アルテオンビーム」は、実は恋ビームだったのかもしれませんね。
ちなみに「はがね」は北欧美人。「みん」はコンプレックスに思っているのか、いつもセーターを着て身体を隠しています。生徒会長ではありますが、びっくりするようなワガママを言ってしまうのは、やはり大手様だからなのでしょうね。
テスラとトヨタの関係
作中では別れた、となっていますが、実際もそう。EV開発を念頭に、トヨタ自動車はテスラと業務提携。SUVのEVを開発しました。しかし業務提携途中でテスラはバッテリーの供給をストップ。共同開発は上手くいかず、お互いの技術による相乗効果は期待できないとして、お別れとなりました。
トヨタは資本提携解消後、自社でEVを開発する方針へ変更。ということは、提携中にある程度EVの開発に目処が立ったのかもしれません。
実際によく言われているのは、自動車製造の考え方の違い。トヨタは自社で培ってきたノウハウがあり、生産時の欠陥品の発生率は1割以下。対してテスラは、9割近い車で欠陥が出ると言うから驚きです。
その体制を直そうとしなかったテスラを見て、トヨタは呆れてしまったのかもしれませんね。
さてさて、自動車の資本関係についてのお話はもう少し続きます。お付き合いいただけると嬉しいです!